

現在、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ポンペイの輝き」展。
ポンペイは、末期ローマの属国で、ナポリ近郊にあった都市国家。西暦79年8月24日、ヴェスヴィオ火山の大噴火により、翌日までに壊滅した。都市の住人の多くは、逃れ命を留めたとされてきたが、これまでに1000人超の犠牲者が発見されている。現在、遺跡は世界遺産になっている。
この展覧会では、ポンペイが栄えていたことを伝える、金や玉の精密な装飾品、彫像、色鮮やかな壁画、そして犠牲者の亡骸をかたどったものを観ることができる。犠牲者は噴火による灰に埋まり、後世の発掘のときには遺体だけが腐ってなくなり、そこに空洞が出来ていた。そこにシリコン等を流し込み、型を取って亡くなったときの姿を甦らせたものが、今回展示される。中には苦悶や恐怖の表情がはっきりと見て取れるものもある。
逃げる際に持ち出された、家の中で最も価値のある金や玉、中には医者もいたようで外科手術の道具もあったが、それらが倒れふした遺体の傍で見つかっている。金や玉の隣に死。金や玉の驚くまでの精密な細工に感嘆し、その次の瞬間には隣の亡骸のかたどりに目を奪われる。
ポンペイは、その壊滅という影によって、さらにその輝きをましている。
展覧会名 :ポンペイの輝き 古代ローマ都市 最後の日
会場 :Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
会期: 2006年4月28日(金)~6月25日(日) 会期中無休
開館時間 :午前10時~午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
毎週金・土曜日は午後9時まで(入館は午後8時30分まで)
入館料 :一般1,300円(1,200円)、大学・高校生900円(800円)、
中学・小学生600円(500円)
・()内は前売、20名以上の団体料金。いずれも消費税込み
・障害者手帳のご提示で割引料金あり。
問い合わせ :ハローダイヤル03-5777-8600
主催 :Bunkamura 朝日新聞社 テレビ朝日
以降の巡回日程
[仙台]仙台市博物館 2006年7月14日(金)から9月3日(日)
[福岡]福岡市美術館 2006年9月15日(金)から11月5日(日)
[大阪]サントリーミュージアム[天保山] 2006年11月18日(土)から2007年1月21日(日)
http://www.asahi.com/pompei/index.html